Q1:毎日腕立て伏せをすれば肩は強くなりますか?
A1:通常の腕立て伏せだけでは肩を強くする効果は限定的であり、大胸筋ばかりが過剰に発達すると肩が前方に巻き込まれ(巻き肩)、投球時のしなりが失われる恐れがあります。腕立て伏せを取り入れる場合は、肩甲骨をしっかり動かす「プッシュアッププラス」や、バランスボール・プッシュアップなど関節の安定性を養うバリエーションを選択してください。
Q2:チューブトレーニングは何キロくらいの強度が適切ですか?
A2:インナーマッスルの強化には、指先や軽い力で伸ばせる「最も強度の低いチューブ(ライト〜ミディアム)」が最適です。強すぎるチューブを使うと、表層の三角筋や大胸筋が働いてしまい、肝心のローテーターカフに適切な刺激が入りません。フォームを崩さずに20回連続でスムーズに動かせる負荷を厳守してください。
Q3:遠投の距離とマウンドからの球速は比例しますか?
A3:一定の相関関係はありますが、完全には比例しません。遠投が得意でも、マウンド特有の傾斜や短い距離でのリリースアングルに適応できず球速が出ないケースは多々あります。遠投で培った下半身の推進力と腕のしなりを、平地でのショートスローやピッチングフォームへ段階的に落とし込む連動ドリルが必要です。
Q4:練習後に肩が痛む場合、温めるべきですか?冷やすべきですか?
A4:投球直後の熱感や鋭い痛みがある急性期は、炎症を抑えるために15〜20分程度の局所冷却(アイシング)が有効です。ただし、翌日以降の筋肉のこわばりや慢性的な張りに対しては、入浴や軽めの動的ストレッチで血流を促し、組織の回復を早める温熱アプローチが推奨されます。