卵の殻の主成分は炭酸カルシウムが約95%を占めており、残りは微量のタンパク質やミネラルで構成されています。有害な化学物質や毒素は含まれていないため、成分そのものに毒性や危険性はありません。
飲み込まれた小さな殻のかけらは、胃の中に到達すると強力な胃酸によって表面から徐々に分解されます。完全に溶けきらなかった破片も、消化管の内壁を覆う粘液に包まれながら腸内を進み、通常は1〜3日程度で便と一緒に排出される仕組みです。料理に混入する数ミリ程度の破片であれば、健康な成人の体内組織を切り裂くような心配はほぼありません。
食品業界では、細かく粉砕・殺菌された卵殻が「卵殻カルシウム」として栄養強化食品やサプリメントに広く活用されていることからも、素材自体の安全性は実証されています。過度にパニックにならず、まずは落ち着いて経過を見守ることが大切です。