今回のリニューアルの目玉は、崖からせり出すように設計されたガラス張りの「スカイ・デッキ」だ。足元から突き抜けるような高度感と、目の前に広がる圧倒的な琵琶湖のブルーが、訪れる者にまるで空中に浮かんでいるかのような錯覚を与える。高所恐怖症の人には少し刺激が強すぎるかもしれない。しかし、そこから望む大津市街の街並みと湖のコントラストは、その恐怖を補って余りあるほどの感動をもたらす。
設計を担当した建築家は、「自然との境界線をなくすこと」にこだわったという。確かに、遮るもののない180度の大パノラマは、SNSで瞬く間に拡散され、新たな「映えスポット」として若い世代の心を掴んでいる。