テレビの生放送や舞台で爆笑をさらうお笑い芸人たちが、突如として舞台裏で崩れ落ちる。膵炎という病の恐ろしさは、何の前触れもなく訪れる猛烈な痛みにある。経験したタレントたちが口をそろえるのは、「みぞおちが焼けつくような感覚」や「背中をナイフで刺されたかのような激痛」だ。酒やストレスが引き金となり、膵臓自身が分泌する強力な消化液によって自らの臓器を溶かしてしまうという、恐ろしい自己消化現象が体内で起こる。
命の危機に直面しながらも、厳しい食事制限や断酒、過酷な入院生活を乗り越えて緊急復帰を果たした彼らの闘病秘話には、現代社会を生きる誰もが無視できない教訓が詰まっている。日頃の暴飲暴食や多忙による疲労蓄積がどのように内臓を蝕み、そしていかにして彼らが死線から生還したのか。その過酷な舞台裏には、知られざる苦難と葛藤が存在していた。