衆議院選挙の核心は、小選挙区比例代表並立制という制度構造そのものにある。小選挙区ではわずか数千票、時には数百票の差で勝敗が決まるため、風向きひとつで数十議席が瞬く間に左右される特性を持つ。得票率と獲得議席数が必ずしも比例しない「風の選挙」が再来すれば、事前予想を覆す大逆転劇が全国各地で多発するだろう。
比例代表ブロックにおいても、各党の得票率は議席配分に直結する。とりわけ若年層の投票率や、都市部における投票率の上下は比例の当選ラインを大きく変動させる要因となる。小選挙区での接戦を落とした候補者が比例で復活できるか否かも、各党の総議席数を左右する隠れた攻防戦だ。