手塚治虫の死が報じられた直後から、日本のみならず世界中のメディアがその死をトップニュースで報じました。密葬が執り行われた後、1989年3月2日に東京都港区の青山葬儀所で開かれた「手塚治虫 葬儀・お別れの会」には、各界の著名人やファンなど1万人以上が参列しました。
祭壇にはアトムやブラック・ジャック、レオなど、彼が生み出したキャラクターたちのイラストが飾られ、会場周辺には別れを惜しむ一般読者の長蛇の列ができました。藤子不二雄両氏(藤子・F・不二雄、藤子不二雄A)や石ノ森章太郎、赤塚不二夫をはじめとする「トキワ荘」時代からの戦友たちも涙を流し、漫画という表現を文化の域にまで高めた巨星の旅立ちを静かに見送りました。