結論から整理すると、小さじ1は「水なら5g」ですが、すべての調味料が5gになるわけではありません。このズレが生じる根本的な理由は、物質ごとの「比重(密度)」の違いにあります。
小さじという調理器具は、質量(重さ・g)を量るためのものではなく、「5ml(ミリリットル)=5cc(シーシー)」という空間の体積を量るためのツールです。体積が同じ5mlであっても、分子がぎっしり詰まった重い調味料(食塩など)は重くなり、空気を含んでふんわりしている調味料(小麦粉や砂糖など)は軽くなります。
「小さじ1 水 ml」の関係で言えば、水は「1ml=1g」という基準物質であるため、小さじ1(5ml)は正確に5gとなります。しかし、料理で使う調味料はそれぞれ固有の密度を持っています。この基本構造を理解しておかないと、「小さじ1と書いてあるからスケールで全部5g量った」結果、塩辛すぎたり甘みが足りなかったりといったトラブルに直結します。