生理前に涙が止まらないのはなぜ?PmsとPmddの真相と治療法

生理前に涙が止まらないのはなぜ?PmsとPmddの真相と治療法

生理前に涙が止まらないのはなぜ?PmsとPmddの真相と治療法についての疑問解決ガイドをお届けします。

ネット上の言説や古い価値観を持つ周囲の意見には、当事者をさらに追い詰める数々の誤認が存在します。それらを一つずつ医学的事実に基づいて解体していきます。

誤解1:メンタルの強さやストレス耐性の問題である

「泣いてしまうのは心が弱いから、運動やポジティブ思考で乗り切れる」という言説は明白な誤りです。PMDDを発症する女性は、女性ホルモンの分泌量自体が異常に多いわけではなく、「ホルモンの正常な変動に対する脳の神経受容体の感受性が遺伝的・体質的に極端に過敏である」ことが分かっています。アレルギー反応と同様であり、根性論で抑制できる現象ではありません。

誤解2:年齢を重ねれば自然に落ち着く

生理前の情緒不安定を「若い頃の一過性のもの」と放置するのは危険です。PMDDは20代後半から30代、さらにはプレ更年期と呼ばれる40代にかけてホルモンバランスの揺らぎが大きくなるにつれてむしろ悪化する傾向があります。治療介入のない放置は、パートナーとの破局、離職、あるいは本格的な大うつ病性障害への移行リスクを高めます。

山崎 陸
著者

山崎 陸

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