ポンズの凄惨な最期を巡っては、原作漫画とアニメ版で表現規制に伴ういくつかの演出上の違いが存在します。
原作漫画では、銃弾が頭部を貫通した瞬間や、倒れたポンズの肉体に蟻が群がり貪り食う様子がダイレクトに描かれていました。一方、日本テレビ版アニメ第79話では、銃撃の瞬間をシルエットや倒れる演出にとどめ、捕食シーンも直接的な流血描写を抑えたアングルに変更されるなど、地上波放送の倫理規定に配慮したマイルドな表現へと調整されています。それでも漂う絶望感と無力感は一切損なわれていませんでした。
あまりのショックから、連載当時は「あれは蜂による幻覚ではないか」「実は生きているのではないか」といった生存説や「キメラアントとして転生しているのではないか」という考察がネット上で浮上しました。しかし、作中で頭部を撃ち抜かれ捕食された事実は明白であり、その後の王直属護衛軍や兵隊蟻の中にポンズの記憶や特徴を持つ個体は一切登場していません。生存説はファンの切なる願望が生んだ幻想であり、彼女の命はNGLの地で完全に潰えたというのが紛れもない公式の真相です。