宮島口に到着したら、次は海を渡る約10分間の船旅だ。桟橋には「JR西日本宮島フェリー」と「宮島松大汽船」の2社が並んで運航している。運賃はどちらも大人片道200円(宮島訪問税100円が別途加算)。
最大の違いは航路にある。JRフェリーは、宮島口発9時10分から16時10分までの全便で「大鳥居接近ルート」を採用している。嚴島神社の大鳥居を海側から間近に眺めながら進むため、船上からベストショットを狙うならJR一択だ。
一方の松大汽船は、目的地まで一直線の最短ルートを進むため、実質的な所要時間がわずかに短い。混雑時の臨時増発もスピーディーだ。行きは大鳥居を眺められるJRフェリーに乗り、混み合う帰りは先に出航する船に乗る。これが現地で最も時間を無駄にしないプロの立ち回りだ。