かつてのディープ大阪から国際観光拠点へ:2026年、変貌を遂げた「新今宮」が突きつける都市開発の現在地

かつてのディープ大阪から国際観光拠点へ:2026年、変貌を遂げた「新今宮」が突きつける都市開発の現在地

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2022年の開業以来、エリアの象徴的存在となった「OMO7大阪 by 星野リゾート」は、2026年の今も高い稼働率を維持している。広大な敷地に広がる緑豊かなガーデンエリアでは、海外からの旅行客がゆったりとコーヒーを楽しみ、その目と鼻の先では、昔ながらの立ち飲み屋で地元客が昼から杯を交わす。この極端とも言えるコントラストこそが、現在の新今宮を形作る魅力であり、同時に議論の的でもある。

大手資本による観光開発は、周辺の衛生環境や防犯面の劇的な改善をもたらした。街灯の増設や防犯カメラの設置、歩道の再整備が進み、夜間でも若い女性やファミリー層が安心して歩ける環境が整った。一方で、旧来の簡易宿泊所が次々とデザイナーズホテルや民泊へと姿を変えたことで、かつてこの街を支えた日雇い労働者や高齢者の居場所が縮小している現実も見逃せない。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。