福士蒼汰のキャリアを振り返る上で欠かせないのが、福士蒼汰 恋愛ドラマ 代表作として社会現象の一角を担った諸作です。『きょうは会社休みます。』で見せた、綾瀬はるか演じる不器用な主人公を翻弄しつつも真摯に寄り添う年下大学生・田之倉役は、当時の世の女性たちを虜にしました。さらにフジテレビの月9初主演となった『恋仲』では、葵役として夏の情景とともにノスタルジックな純愛を演じ切り、平成後期を代表するラブストーリーの顔となります。
しかし、甘いルックスに甘んじることなく、キャリア中盤から意識的に「影」を宿した役柄へと舵を切りました。その集大成となったのが、NHKドラマ10『大奥』です。大奥 福士蒼汰 評判を調査すると、放送直後から「あまりの美しさと気品に息を呑んだ」「これほどの感情表現をする俳優だったのか」と絶賛の嵐が巻き起こったことが確認できます。過酷な運命に翻弄されながらも春日局や徳川家光に対して誠実であり続ける万里小路有功を演じ、出家した公家出身ならではの高貴な佇まいと、内に秘めた激しい情念を見事に昇華させました。
さらに30代を迎えて主演を務めた『アイのない恋人たち』では、「愛を持たない」「自分(I)がない」と悩む売れない脚本家・久米真和役を担当。かつてのキラキラした王子様像を脱ぎ去り、孤独や欠落感を抱える現代人の生々しい葛藤を抑制の利いた芝居で見せ、大人の鑑賞に堪えうる俳優としての力量を証明しました。