御霊前の入れ方完全解説!お札の向きや新札Ngの真相とマナー

御霊前の入れ方完全解説!お札の向きや新札Ngの真相とマナー

御霊前の入れ方完全解説!お札の向きや新札Ngの真相とマナーの主要なニュースをコンパクトにまとめました。最新トレンドを一目で把握できます。

御霊前の中袋にお札を収める際、最も守るべき鉄則が「お札の肖像画が中袋の裏側を向き、かつ肖像画が下に位置するように入れる」という配置です。お札には明確に「表」と「裏」が存在します。人物の肖像画が印刷されている面が表であり、風景や建造物などが描かれている面が裏です。中袋の表面(「金 壱萬圓也」などと記載する側)に対して、お札の表面を背けるように裏返し、肖像画の頭部が袋の底へ沈むように揃えて差し込みます。

なぜ、ここまで厳格に向きが指定されるのでしょうか。その決定的な理由には、日本の精神文化に根差した2つの深い意味合いが存在します。1つは、「顔を伏せて悲しみに暮れる姿」を紙幣の肖像画になぞらえている点です。慶事(結婚祝いなど)では「喜びで顔を上げる」という意味を込め、肖像画を表側かつ上向きにして華やかさを演出します。一方で不祝儀においては、突然の悲報に打ちひしがれ、涙を落として顔を上げられない遺族の悲痛な心情に寄り添い、お札の肖像画もまた「下を向いて顔を隠す」形をとるのが礼儀とされてきました。

もう1つの理由は、中袋を開封する遺族や会計係への配慮です。封を開けて中身を引き出した際、いきなり偉人の顔と目が合うのではなく、金額表記や風景が先に見えることで、過度な生々しさを和らげる心理的クッションの役割を果たします。複数枚のお札を包む場合は、すべての紙幣の向きを完璧に統一することが不可欠です。向きがバラバラになっている状態は「取り急ぎ適当にかき集めた」という粗雑な印象を与えかねないため、細心の注意を払わなければなりません。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。