誰もが待ち望んだメインイベント、那須川天心と武尊の入場が始まったのは午後8時30分を過ぎた頃だった。会場内の照明が暗転し、超満員の東京ドーム全体に地鳴りのような歓声が響き渡った瞬間である。赤コーナーの武尊、青コーナーの那須川天心がそれぞれ花道を歩み、リング中央で対峙した時には時計の針が午後8時45分近くを指していた。
実際の第1ラウンドのゴングが鳴らされたのは、午後8時50分頃。PPV配信の放送枠終了間際、まさにクライマックスと言える最高のタイミングで世紀の決戦は火蓋を切った。事前予想では「21時前後に試合開始」とみられていたが、まさに計画通りの精度で進行したことになる。