ところてんの食べ方は、日本の東西で文化が真っ二つに分かれる興味深い料理の一つです。関東を中心とする東日本では「酢醤油にからし・青のり」を合わせる食事感覚のスタイルが主流であるのに対し、関西を中心とする西日本では「黒蜜ときな粉」をたっぷりかけて甘味として楽しむのが王道とされています。丹波黒豆の文化圏や京都の甘味処などで育まれた黒蜜スタイルは、葛切りに似た上品な喉越しが魅力です。
市販の添付タレに頼らず、自宅にある調味料で自家製つゆ・タレを自作すると、自分好みの極上の一杯が完成します。王道の酢醤油を作るときは、以下の黄金比率を覚えておくと重宝します。
【酢醤油タレの黄金比(1人前)】
・醤油:大さじ1
・酢(米酢または穀物酢):大さじ1
・みりん(煮切り):小さじ1/2
・和風だしの素(または昆布出汁):少々
・砂糖(お好みでまろやかにする場合):ひとつまみ
酸味を少しマイルドにしたい場合は、米酢の代わりに黒酢やりんご酢を使うのもおすすめです。仕上げに添えるおすすめの薬味として、練りからし、おろし生姜、刻み大葉、みょうが、白ごまなどを揃えると、清涼感が一段と引き立ちます。