費用を抑えるためにSNSで頻繁にシェアされる「100均自作テレビガード」ですが、現場取材からは構造的な盲点が浮き彫りになっています。
ワイヤーネットを連結しただけの簡易柵は、生後6〜8ヶ月程度の軽いハイハイ期には一定の牽制効果を発揮します。しかし、1歳前後で体重が9〜10kgを超え、自重をかけて押し引きするようになると、結束バンドの破断やつっぱり棒のズレによる転倒事故が多発します。柵ごとテレビ側に倒れ込み、かえってテレビを直撃したり、お子さんが指を挟んで負傷したりする重大なリスクを孕んでいます。
また、画面保護パネルを選ぶ際、安価な薄手フィルム(0.5mm以下)を貼るだけでは、硬いおもちゃの点接触による衝撃波を逃がすことができません。子どもの叩きつけ対策には、最低でも厚さ2.0mm〜3.0mm以上のアクリル製保護カバーを選定し、画面との間に適度なクリアランス(クッションゴム)を確保する設計が必須条件です。