ネット上の情報では「うどんは消化が良いから離乳食初期の最初の主食に最適」といった誤解が見受けられます。しかし、うどんの主原料である小麦は、消費者庁が指定するアレルギー特定原材料8品目(えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生)の一つであり、最初から多量に与えるのは医学的にハイリスクです。
離乳食の主食は、アレルギー発症リスクが最も低い「10倍がゆ(米)」からスタートするのが鉄則です。米に十分慣れ、野菜類をクリアした生後5〜6ヶ月の後半以降に初めてうどんを取り入れます。
注意すべき小麦アレルギー症状離乳食における兆候には以下のようなものがあります:
- 皮膚症状:口の周りや全身の赤み、蕁麻疹(じんましん)、痒み、腫れ
- 消化器症状:摂取後30分〜数時間以内の突然の嘔吐、激しい下痢、不機嫌
- 呼吸器・全身症状:ゼーゼーする呼吸音(喘鳴)、咳き込み、ぐったりして活気がない
初めてうどんを与える日は、必ず平日の午前中(小児科が受診できる時間帯)を選び、裏ごしした離乳食うどん初期ペーストを小さじ1/4(耳かき1杯程度)から開始します。食後2〜3時間は赤ちゃんの皮膚状態や全身の様子を注意深く観察し、異変が現れた際は速やかに医師の診断を受ける体制を整えておくことが親の果たすべき安全管理です。