東幹久の経歴を語る上で欠かせないのが、生まれ育った東京都渋谷区でのストリート時代です。1980年代後半、渋谷を中心に若者たちの間で台頭していた「チーマー」文化の渦中にあり、東幹久はその界隈で誰もが一目置くカリスマ的な存在として知られていました。
腕っぷしの強さと圧倒的なルックスから、当時の渋谷では彼の名前を知らない者がいなかったとされるほどの有名人でした。映画のワンシーンのようなストリートの日々を送る中、その規格外のビジュアルが芸能関係者の目に留まり、渋谷でのスカウトをきっかけに芸能界入りを果たします。
1988年に映画『SO WHAT』で俳優デビューを飾ると、荒削りながらも強烈な輝きを放つ原石として業界内ですぐに評判を呼び、一気にスターダムへの階段を駆け上がっていきました。