日頃の癖による筋肉のこわばりや軽微なズレであれば、セルフケアによるアプローチが十分期待できます。自宅で実践できる顔の歪み改善に向けた自力ケアの基本は、「過剰に使って硬くなった筋肉をほぐすこと」と「衰えた表情筋を鍛えること」の2ステップです。
まずは硬直しやすい咀嚼筋のリリースから始めます。奥歯をグッと噛み締めたときに硬く膨らむエラ部分(咬筋)に手のひらの付け根を当て、円を描くように優しく1分間ほぐします。続いて、耳の上あたりにある側頭筋も同様に指の腹でゆっくりと円を描きながら緩めていきましょう。これだけでも顎周りの緊張が抜け、フェイスラインが整いやすくなります。
筋肉がほぐれた後は、表情筋トレーニングで左右均等な筋力を取り戻します。
1. 鏡を見ながら口を「い」の形に開き、左右均等に口角を持ち上げる
2. 上がりにくい側の口角を指で軽くサポートし、その位置を意識しながら5秒キープ
3. 力を抜いて「う」の形にすぼめ、再度5秒キープ
この動きを1日3セット行うことで、笑ったときの口角の上がり方の左右差が徐々に整っていきます。ただし、強い力で皮膚を擦ったり骨を無理やり押し込むようなマッサージは、色素沈着や関節組織を痛めるリスクがあるため絶対に避けましょう。