帯結びを成功させる最後のピースは、自分の体格および用途に合致した「帯の素材選び」です。
貝の口・博多織角帯が向いている人
- 浴衣や着物を凛とした立ち姿で見せたい人:博多織の献上柄角帯などは、帯自体に適度なハリとコシがあり、結び目が小さく引き締まるため、最も清潔感と風格が出ます。
- 歩行や立ち座りの動作が多い人:正絹の角帯を用いた貝の口は、一日中歩いても結び目が緩まない強靭な摩擦力を誇ります。
片ばさみ・綿麻帯を検討すべき人
- 長時間のドライブや新幹線移動、映画館での鑑賞を予定している人:貝の口は結び目に適度な厚みがあるため、背もたれに深く寄りかかると結び目が圧迫され、腰に違和感を覚える場合があります。背もたれ重視なら平坦な「片ばさみ」が合理的です。
- ふくよかな体型で帯の長さが足りなくなりがちな人:胴回りが豊かな体型の場合、貝の口では折り返しの長さが足りなくなるケースがあります。長尺の帯を選ぶか、必要長さの短い片ばさみを選択するのが賢明です。