「警察を呼べば解決する」というのは、今の新宿では通用しないことが多い。店側も法律を徹底的に研究しているからだ。メニューの隅に小さく料金を記載しておくことで、「事前の料金提示があった」と言い張る。これは民事上の契約トラブルとみなされ、警察の「民事不介入の原則」の壁に阻まれることが多いのだ。
暴力や脅迫があれば警察も即座に逮捕できるが、店員が笑顔で「規約通りですので、お支払いをお願いします」と迫る場合、警察官が現場に来ても「当事者同士で話し合ってください」としか言えないケースが多々ある。この法の隙間こそが、彼らの最大の武器なのだ。