佐田岬灯台の魅力として「水平線に沈む夕日」が広く紹介されています。豊予海峡を茜色に染め上げる日没の光景は言葉を失う美しさですが、ここには重大な盲点が存在します。
それは、遊歩道に街灯が一切設置されていない点です。日没を見届けてから駐車場へ戻ろうとすると、周囲は完全な漆黒の森と化します。スマートフォン内蔵のライトだけでは足元の段差や階段を照らしきれず、転倒や滑落の危険が一気に跳ね上がります。夕日鑑賞を計画する場合は、高光量の懐中電灯やヘッドライトの携行が絶対条件です。
また、突端の地形ゆえに天候の急変にも注意が求められます。特に西風が強い日は遊歩道や灯台周辺で立っていられないほどの突風が吹き荒れます。現地へ向かう前には、伊方町や海上保安庁、道路情報センターが公開しているライブカメラ映像や気象情報を確認し、視界不良や強風警報が出ていないかをチェックする習慣を身につけておきましょう。