一方で、実質的な交流の窓口として圧倒的な存在感を放つのが韓国だ。長崎県の対馬から韓国の釜山までは約49.5キロメートル。福岡に行くよりも釜山に行く方が圧倒的に近いという地理的逆転現象が、この島では日常の風景となっている。
2026年、日韓双方の観光ビザ緩和や新型高速フェリーの就航により、この海峡はかつてないほどの賑わいを見せている。週末になると、対馬のスーパーには韓国からの日帰り買い物客が溢れ、逆に釜山の屋台街には日本語が飛び交う。もはや国境を越えるという大げさな感覚はなく、県境をまたぐようなカジュアルさで人々が行き来しているのが現状だ。