順風満帆に見えた結婚生活でしたが、2019年3月に『週刊文春』が報じたスクープによって、夫妻は最大の危機を迎えます。後藤真希がオンラインゲームを通じて再会した元交際相手の男性と密会を重ね、不貞行為に及んでいた事実が発覚したのです。
報道の衝撃を決定づけたのは、夫が元交際相手に対して330万円の損害賠償を請求する民事訴訟を起こしていたことでした。法廷に提出された陳述書には、ホテルでの密会生々しい記録や、後藤真希が夫に対する不満を漏らしていたやり取りが克明に記されており、世間に大きな衝撃を与えました。
報道直後、後藤真希は直筆の謝罪文を公表。「夫を裏切り深く傷つけてしまった」「夫はこんな私を許し、受け入れてくれた」と非を認め、全面的な反省の意を示しました。
当時、ネット上や芸能マスコミでは「即座に離婚するのではないか」「これほどの泥沼を晒されて夫婦を続けられるはずがない」という見方が大勢を占めていました。しかし、訴訟は最終的に「双方の合意による和解」という形で幕を閉じました。夫は相手男性への法的な落とし前をつけつつも、妻である後藤真希との離婚を選択しませんでした。
なぜ夫は離婚に踏み切らなかったのか。取材陣の間で指摘されている理由は主に3つあります。
第一に、幼い2人の子供たちの存在です。当時まだ3歳と2歳だった子供たちから母親を引き離すことは、家庭の完全崩壊を意味していました。第二に、後藤真希が抱える特異な精神的プレッシャーを理解していた点です。国民的アイドルとしての重圧、母を亡くしたトラウマによる精神的脆さを、かつて支えた経験から把握していたとされます。そして第三に、後藤真希自身が弁解をせず、全面的に非を認めて家庭に尽くす姿勢を示したことでした。