沢口靖子さんといえば、テレビ朝日の超長寿ドラマ『科捜研の女』の法医研究員・榊マリコ役が代名詞です。科学捜査という極めて冷静かつ論理的な世界を描くドラマにおいて、主人公のビジュアルには徹底した「清潔感」と「ノイズのなさ」が求められます。
知性あふれる榊マリコというキャラクターをより完璧に表現するために、ビジュアルのマイナーチェンジを行ったのではないかという指摘は非常に説得力があります。ディテールを削ぎ落とすことで、視聴者が彼女の「演技」と「ストーリー」に100%集中できる環境を作ったのだとすれば、それは女優としての究極のプロ意識と言えるでしょう。