東京・九段下にある在日インド大使館の周辺や、ITエンジニアが多く暮らす東京東部・西葛西エリアなどに足を運ぶと、そこには現地の日常そのものの空気が流れています。看板に日本語がほとんど見当たらないようなディープな店にこそ、驚くべき本物の味が隠されています。
「現地の味を日本人の好みに寄せて変えるのではなく、自分たちが毎日食べている故郷の味をそのまま出す」――そうした誇り高いスタンスを持つ店が増えたことで、私たちはパスポートなしでデリーの旧市街やチェンナイの下町へトリップできるようになりました。客席の半分以上をインド出身の人々が占め、手食で食事を楽しむ姿が見られる店は、間違いなく現地の味を忠実に再現している優良店の証拠です。