ネットコミュニティやSNSでしばしば引用される「たかみな具合悪いんだから」というフレーズ。誰が発言したのかについて「前田敦子」「大島優子」といった他メンバーと混同されるケースも散見されますが、発言者は篠田麻里子です。
この発言が公に記録されたのは、2012年1月公開のドキュメンタリー映画『DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る』(監督:高橋栄樹)でした。カメラが捉えたのは、華やかなステージの真裏で繰り広げられていた、あまりにも生々しい戦場のような光景でした。
ステージ裏の通路で、極度の過呼吸と疲労により倒れ込み、苦悶の表情を浮かべる高橋みなみ。周囲には慌ただしく行き交うスタッフや取り乱す後輩メンバーたちが密集し、現場はパニック寸前に陥っていました。その異様な喧騒を断ち切るように、最年長として冷静さを保とうとしていた篠田麻里子が、周囲のスタッフや状況を把握できていない周囲に対して放った魂の制止――それがこの一言でした。