大手芸能プロダクションに所属し、華やかなスポットライトを浴びていた人物がなぜ突然、まったく異なる世界へと足を踏み入れるのか。メディアが打ち出す「電撃デビュー」という刺激的なキャッチコピーの裏には、過酷な芸能界の格差構造が存在する。
一部のトップスターを除けば、若手女優やアイドルの多くは厳しい下積み生活を余儀なくされている。契約期間が終了すれば、次の仕事の保証はない。オーディションに落ち続け、年齢を重ねるごとに「元・芸能人」としてのキャリアは行き詰まっていく。そうした極限状態の中で提示される高額な移籍金や契約条件は、現実的な生存戦略としてあまりにも切実な選択肢に映るのだ。