高校選びにおいてまず指標となるのが、学力検査における難易度と志願倍率の動向です。島根県立出雲工業高等学校の全体的な偏差値水準は43〜46程度と位置づけられており、島根県内の公立工業高校としては標準的からやや上位の難易度を保っています。しかし、工業高校の入試を偏差値の数値だけで判断するのは早計です。同校の入試選抜では、学科ごとの特色や定員、推薦選抜(特色選抜)と一般選抜の枠組みによって倍率の波が生じるためです。
近年の入試動向を見ると、島根県内の製造業や建設業の人手需要の高まり、さらには国家資格取得を見据えた実利志向の受験生が増加したことで、学科によっては一般選抜の実質倍率が1.1倍〜1.3倍程度まで跳ね上がる年度も見られます。特に電気工事士や施工管理技士といった将来の国家資格に直結する学科は、中学生からの志望順位が高くなる傾向が顕著です。
また、学費や諸経費の面では、公立高校の就学支援金制度が適用されるため授業料の実質無償化対象となる世帯が多いものの、工業高校特有の出費として実習服(作業着)・安全靴・製図用具・各種資格検定受験料が必要となります。制服は落ち着いたデザインのブレザースタイルが採用されており、保護者からは「3年間通じて扱いやすく経済的」との声が多く聞かれます。