球技場としての熱気と並び、この施設は日本陸上競技連盟の公認競技場(第3種)としての確固たる顔も併せ持っている。全天候型の赤褐色トラックは極めて良好なコンディションが維持されており、地域の陸上競技大会から中高生の記録会まで、数々のドラマと名記録を生み出してきた。
刈谷市の稲垣武市長が掲げる「スポーツを通じた豊かなまちづくり」の理念のもと、ウェーブスタジアム刈谷は市民の健康増進や青少年の育成拠点として重要な機能を果たしている。トップアスリートが全力で駆け抜けるトラックを、普段は地元の子供たちや市民ランナーが利用する。この日常と非日常がシームレスに交差する開かれた構造こそが、施設の持つ本質的な価値と言える。