多くの世帯が気にする「どこまで稼げば損をしないのか」という損益分岐点。実質的な分岐点は、税控除が切れるラインと社会保険料が発生するラインの組み合わせによって変動する。最新の家計管理・節税ガイドで推奨されている具体的な防衛策を整理しよう。
第1の裏ワザは、世帯主の小規模企業共済やiDeCo等の拠出額を増やすことだ。拠出金全額が所得控除となるため、夫の課税所得を直接押し下げ、配偶者控除の適用範囲内に踏みとどまらせる効果が期待できる。
第2に、医療費控除やセルフメディケーション税制の徹底活用だ。家族全員分の医療費を合算し、最も所得の高い世帯主の確定申告で申請することで、税率が高い分の還付を受けられる。些細な領収書の管理が、年間数万円単位の節税に化ける。