2026年現在、海外のコレクターや若い世代のアートブック愛好家の間で、日本の80年代~2010年代の有名写真集を再評価するムーブメントが加速している。その渦中で、本作もまた「J-Eroticaのマスターピース」として絶大な人気を誇る。
単なるタレントグッズとしての賞味期限はとっくに過ぎている。にもかかわらず、古書店やオークション市場での取引価格が下がる気配はない。むしろ、篠山紀信が遺した膨大な仕事の中でも、2010年代における最高傑作のひとつとして、その文脈上の価値は年々高まりを見せているのが実情だ。