タレント、母、ランナー。一見すると相反するようにも見えるこの3つの軸は、今や見事なシンクロニシティを見せている。朝まだ暗い時間に起きて走り込み、子どもたちのお弁当を作り、その足で撮影現場へと向かう。多忙を極める毎日の中で、彼女が維持しているのは「完璧を求めない強さ」だ。
かつて『名古屋ウィメンズマラソン』でサブ4(4時間切り)を達成した実力は、伊達ではない。走る行為は彼女にとって、単なる健康法や話題作りではなく、自己との対話でありメンタルをリセットするための不可欠な儀式なのだ。息が上がる過酷なロードで培った粘り強さが、育児のプレッシャーや仕事のプレッシャーを優しく包み込む力となっている。