地元クラブの躍進に伴い、スタジアムに求められる役割も大きく変化した。週末のJリーグ開催日には万単位のサポーターが集い、地鳴りのような声援が北摂の空に響き渡る。だが、この施設の真価は試合のない「日常」にこそ隠されている。
平日の午前中にはグラウンドが市民に開放され、シニア層の健康運動教室や地元の幼稚園・小学校の体育行事が開催される。夕方になればアカデミーの子供たちが汗を流し、夜には照明の下で社会人リーグの熱戦が繰り広げられる。一年を通じて稼働率を維持するこのマルチユース構造こそが、官民連携プロジェクトとしての成功を力強く裏付けている。