ネット上の言説において、現在でも「小泉今日子が豊原功補を経済的に養っているだけではないか」という偏った見方が散見されます。かつての「大物女優と実力派バイプレイヤー」という知名度の差から生じたステレオタイプですが、この認識は業界の実情と大きく乖離しています。
近年の舞台制作における豊原の存在感は際立っています。劇作家・演出家としての豊原は演劇関係者からの信頼が厚く、彼の演出を受けたいと熱望する若手俳優やベテラン舞台俳優が後を絶ちません。一方の小泉も、自らの出演料に頼る経営から脱却し、小劇場公演のプロデュースや文筆活動、配信事業などを軌道に乗せています。
つまり、二人の関係は「支援する側とされる側」という従属関係ではなく、互いの才能と人脈を出し合ってゼロから作品を立ち上げる対等な事業パートナーシップです。この誤解が解けない層からは批判が続いているものの、実際の舞台や映像を目にした観客の間では、表現の質に対する評価が確実に浸透しています。