熱が上がったり下がったりする理由とは?大人・子供の受診目安と潜む病気

熱が上がったり下がったりする理由とは?大人・子供の受診目安と潜む病気

熱が上がったり下がったりする理由とは?大人・子供の受診目安と潜む病気についての真相をご紹介します。

Q1:朝は36度台の平熱で夕方から夜にかけて37度台後半まで熱が上がる日が続いています。病気でしょうか?
A1:平熱の日内変動の範囲(通常0.5〜1度未満)を超えて夕方に37度台後半まで上がる場合、軽微な慢性感染症、初期の膠原病、あるいは心因性発熱の可能性が疑われます。特に咳が続くならマイコプラズマ肺炎や肺結核、体重減少や関節痛を伴うなら自己免疫疾患の初期徴候が考えられます。1週間以上このサイクルが続く場合は、内科で血液検査(血算・CRP・生化学)と胸部X線検査を受けてください。

Q2:子どもの熱が下がったので登園・登校させたら、夕方にまた38度台にぶり返しました。どうしてですか?
A2:小児の感染症では解熱後も体内組織のダメージや体力の低下が数日間残っています。登園や登校による集団生活の刺激や運動負荷によって交感神経が興奮し、疲弊した体温調節中枢が再び乱れて熱が跳ね上がることがよくあります。また、病み上がりで粘膜バリアが弱まっているところへ別のウイルスを即座にもらってしまうケースも多いため、解熱後まる24時間は平熱が安定し、食欲と活気が完全に戻るまで自宅で静養させることが鉄則です。

Q3:内科の検査で「異常なし」と言われましたが、熱が上がったり下がったりしてだるいです。どうすればいいですか?
A3:一般内科の簡易的な血液検査では検出できない深部感染症、微小な膿瘍、膠原病の初期段階、または心因性発熱(自律神経の乱れ)が考えられます。まずは「検温表(朝・昼・夕・就寝前の体温、随伴症状、服用薬をメモしたもの)」を1週間分記録し、それを携えて総合病院の「総合診療科」または「心療内科」を受診してください。客観的な体温記録があることで、医師は次の段階の精密検査(抗体検査、造影CT、自律神経機能検査など)へスムーズに移行できます。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。