現場を駆け巡ったディレクター時代を経て、彼は討論番組の司会者として唯一無二のポジションを確立する。その象徴が、テレビ朝日系列でスタートした深夜の怪物番組『朝まで生テレビ』だ。
それまでのテレビ界にあった「整えられた討論」を廃し、政治家や評論家が感情をむき出しにして激突する場を作り出した。出演者の発言を遮り、本音を引っ張り出す司会進行は、まさに彼が若き日に培った突撃取材の応用形と言える。
この過激でライブ感あふれる政治討論番組のフォーマットは、現代のデジタルプラットフォームであるABEMAなどのインターネット配信番組や報道コンテンツにも多大な影響を与え、形を変えながら今なお次世代へと継承されている。