見た目や行動のおじさん化は、単なる本人の意識の問題だけではなく、身体の内部で起こる生体反応も大きく関係しています。40代半ばから急激に訪れる女性ホルモン(エストロゲン)の減少による影響は、女性の心身にドラスティックな変化をもたらします。
エストロゲンは、肌のハリや潤い、髪の豊かさを保ち、皮下脂肪を適切に配置して丸みのある女性らしい身体を作る役割を担っています。しかし閉経前後に向けてエストロゲンが激減すると、相対的に体内にある男性ホルモン(テストステロン)の作用が目立つようになります。これが、更年期における見た目の変化を引き起こす医学的メカニズムです。
ホルモンバランスの崩れによって、肌の乾燥が進んで角質がゴワつき、髪の毛が細くなって頭頂部の地肌が目立ち始めます。また、皮脂の分泌バランスが変化することで、特有の加齢臭が気になり始めるケースもあります。SNS上のオヤジ女子心理とネットの反応を見ても、「疲れやすくなって身だしなみに手が回らない」「鏡を見るのが億劫になった」といった共感の声が溢れており、肉体的な変化が心理的なあきらめを呼ぶ負のスパイラルに陥っている様子がうかがえます。