主食との付き合い方は、個々人の運動量、代謝状態、生活リズムによって180度異なる。「自分にとっての適切な一膳」を見極めるための判断基準を提示する。
標準の一膳(150g以上)をしっかり摂取すべき人
- 日常的に筋力トレーニングや有酸素運動を行っている人:筋グリコーゲンの枯渇を防ぎ、筋肉の分解(カタボリック)を防ぐために十分な炭水化物が必要。
- 立ち仕事や外回りなど日中の活動量が多い人:消費カロリーが高いため、150gを食べても脂肪として蓄積されにくい。
- 過度な制限で代謝が落ち、冷えや便秘に悩んでいる人:基礎体温を上げ、甲状腺ホルモンの分泌を正常に保つために主食の復帰が不可欠。
盛り量を小盛り(80〜100g)に調整すべき人
- 1日中デスクワークで歩数が5,000歩未満の人:筋肉でのグリコーゲン消費が少ないため、標準一膳の糖質53gを毎食摂取すると体脂肪に変換されやすい。
- 夕食の時間が21時以降と遅い人:就寝中の高血糖や消化器官への負担を避けるため、夜の主食は茶碗半分程度に抑えるのが賢明。
- 食後に強い眠気や倦怠感を感じる人:血糖値の急激な乱高下(インスリンスパイク)を起こしている可能性が高く、食物繊維の多い副菜を先に食べつつ、ご飯の絶対量を控えめにする対策が有効。