ネット上のファッション掲示板やSNSでは、「筋肉があれば白無地Tシャツにデニムだけで十分かっこいい」という言説が頻繁に語られます。しかし、アパレル現場の視線から見れば、これは極めて危険な誤解です。
胸板が厚く肩幅が広い男性が、無頓着に選んだ白Tシャツと色落ちジーンズを合わせると、清潔感ではなく「休日の部屋着感」や「体育会系の部活着」に見えてしまうリスクが跳ね上がります。素材のツヤ感、パンツのスラックスライクな仕立て、革靴やレザースニーカーなどの引き締め小物が揃って初めて、体格の良さが洗練された男らしさへと昇華されます。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
体格を活かしたファッションを取り入れるにあたり、自身がどの方向性を目指すべきかの明確な判断基準を提示します。
・積極的に取り入れるべき人:
スポーツ経験者やジム通いで肩幅・胸囲が発達しており、周囲から「威圧感がある」「怖い」と言われた経験がある人。素材のハリ感とテーパードシルエットを導入することで、驚くほど親しみやすく知的な清潔感を獲得できます。
・慎重にアイテムを選ぶべき人:
体格が良いことに加えて低身長(165cm以下)の傾向がある人。ボリュームのあるアウターや太すぎるワイドパンツを選ぶと、縦横比のバランスで身長が低く見えやすいため、着丈を短めに設定し、上下同系色でまとめる視覚補正が必要です。