江ノ島電鉄・腰越駅から徒歩約3分、国道134号線沿いの好立地に店を構える腰越漁港 直営 しらすや。同店の最大の特徴は、自社保有の漁船「勘浜丸(かんばままる)」を持つ網元・勘浜水産が直接運営している点にあります。一般的な飲食店のように卸売市場を経由することなく、目の前の腰越漁港に水揚げされたばかりのしらすが、わずか数分で厨房へと運び込まれます。
しらすや 生しらす 入荷の可否を決定づけるのは、毎朝の出漁状況と海のコンディションです。しらすは鮮度落ちが極めて早く、空気に触れた瞬間から身の透明感と弾力が失われていきます。同店では、朝獲れの便に加えて昼前の水揚げに合わせた「昼獲れ生しらす」が提供される日もあり、タイミングが合えば透き通るような飴色の身と、心地よい苦味と甘みの調和を堪能できます。
ただし、相模湾全域において江ノ島 生しらす 旬の時期と資源保護のルールが厳密に定められている点には注意が必要です。春(4月〜5月)は身が小ぶりで柔らかく上品な甘みがあり、秋(9月〜10月)はプランクトンを豊富に食べて育つためサイズが大きく濃厚な旨味を蓄えます。一方で、真冬には約2か月半にわたる公的な制限が存在します。
しらすや 禁漁期間 理由について現場の漁業組合関係者に取材すると、「神奈川県海区漁業調整委員会の指示により、毎年1月1日〜3月10日は相模湾一帯でしらす漁が全面的に禁止される」という明確な背景があります。これは春に向けて産卵・成長するイワシの稚魚資源を保護し、持続可能な漁業を守るための重要な措置です。したがって、この期間中はどの店舗を訪れても湘南産の生しらすは提供されません。