クリス・ペプラーの支持層は、ラジオを愛聴する洋楽ファンやミドル世代にとどまりません。その決定打となったのが、2014年に放送されたテレビ朝日系特撮ドラマ『仮面ライダードライブ』への出演でした。
劇中で主人公・泊進ノ介の相棒となる「ドライブドライバー」、通称ベルトさん(クリム・スタインベルト)の声を演じ、物語の核心を担う科学者として顔出し出演も果たしました。「Start Your Engine!」「Nice Drive!」といったキレのある英語フレーズと、人間味あふれる温かい演技は、放送当時リアルタイムで見ていた子どもたちだけでなく、一緒に見ていた保護者世代をも熱狂させました。
現在でもSNSやネット掲示板では「仮面ライダーのベルトさん=クリス・ペプラー」として認知している20代前後の若者が多く見られます。日曜午後のFMラジオを聴く音楽マニアと、日曜朝の特撮を楽しんでいた世代という、一見交わらない二つの巨大なリスナー層をその美声一本で繋ぎ止めた事実は、彼のタレント性を語る上で外せない実績です。