ネット上のレビューや口コミ掲示板、地域住民へのヒアリングを横断的に分析すると、新庄市の居酒屋に対する生々しいリアルが浮かび上がってきます。
肯定的な意見として圧倒的多数を占めるのは、「お通しと小料理のレベルの異常な高さ」です。都市部の居酒屋に見られるような既製品の小鉢ではなく、地元で採れた山菜の胡麻和えや、出汁の染みたにしん煮、手作りの芋煮などが最初の一皿として提供され、「お通しだけで日本酒が2合空く」と絶賛する声が後を絶ちません。また、店員や店主の人懐っこい距離感、飾らないもてなしに心を掴まれる旅行者も目立ちます。
一方で、手厳しい指摘として見落とせないのが「冬季の店内の寒暖差」と「提供スピードのムラ」です。豪雪地帯ゆえに出入り口付近の席では冷気が入り込みやすい構造の店舗があり、予約時に「奥の小上がり」や「暖房の効いた個室」を指定する工夫が求められます。また、少人数の家族経営で切り盛りしている名店が多いため、大人数の宴会が重なると料理提供に時間を要するケースが報告されています。急ぎの出張利用などでは、最初の段階で主要な料理をまとめてオーダーしておくのが現場での賢い立ち回り方です。