赤坂・六本木エリアに不慣れな来訪者が最も混乱しやすいのが、「アークヒルズ(本館)」と「アークヒルズサウスタワー」の混同です。歴史的背景と空間の性格において、この二者は明確に異なります。
1986年に開業した元祖アークヒルズ(アーク森ビル)は、赤坂アークヒルズとしてサントリーホールやカラヤン広場を擁し、民間による初の大規模複合再開発として日本の都市開発史に名を刻んだ広大な街です。これに対し、2013年に竣工したアークヒルズサウスタワーは、地下鉄駅直結というコンパクトかつ高密度な最新型スマートタワーとして設計されました。両者の特性を体系的に把握するために、以下のアークヒルズサウスタワーフロアガイドを押さえておく必要があります。
- 地下1階〜地上2階:商業ゾーン「アークキッチン」、クリニック、コンビニエンスストア、サービス施設
- 3階:オフィスエントランス、ロビー、セキュリティゲート
- 4階〜20階:オフィスフロア(基準階貸室面積 約1,870㎡・約565坪の整形無柱空間)
- 屋上(R階):屋上庭園「スカイパーク」
アークヒルズサウスタワーテナント企業一覧に目を向けると、外資系コンサルティングファーム、金融機関、先進IT企業、医療関連のリーディングカンパニーが名を連ねています。森ビルオフィス詳細まとめの公表データによると、基準階の天井高は開放感のある2,800mmを確保し、床荷重は500kg/㎡(ヘビーデューティーゾーンは1,000kg/㎡)に対応。非常用発電設備による72時間の電力供給など、最高水準のBCP(事業継続計画)性能を備えています。重厚な文化の発信地である本館に対し、サウスタワーは極めて高い実用性と機動性を兼ね備えた「現代型ビジネスの精鋭拠点」として明確に棲み分けられています。