この言葉の面白いところは、業界ごとに微妙にニュアンスが異なる点だ。例えばアパレル業界では、表と裏で異なる編み方をした「テレコ素材(リブ編み)」を指す。伸縮性に優れた生地のことで、ここでは「互い違い」という構造そのものがデザイン用語になっている。
一方で、物流や製造の現場では「テレコ発送」といえば大問題だ。A社に送るべき荷物とB社に送るべき荷物が入れ替わって届いてしまう配送事故を意味する。IT業界でも、データのインポート順序が逆になったり、データベースのキーがテレコになったりすることで、システム障害を引き起こす原因として恐れられている。