蜂窩織炎の初期段階は、虫刺されや軽い打撲、靴擦れによる炎症と酷似しています。「少し赤くなっているだけだから」「数日経てば自然に引くだろう」と自己判断して放置してしまうケースが後を絶ちません。
しかし、通常の肌トラブルと蜂窩織炎には明確な見分け方があります。見逃してはならない初期症状の特徴は以下の通りです。
・急速な範囲拡大:患部の赤み(紅斑)が時間の経過とともに周囲へ広がっていく。
・強い熱感と腫脹:皮膚が突っ張るようにパンパンに腫れ、手のひらをかざすと明らかな熱を帯びている。
・自発痛と圧痛:触れなくてもズキズキと痛み、軽く押すと強い痛みが生じる。
・全身症状の併発:炎症の拡大に伴い、38度前後の発熱や悪寒、倦怠感、関節痛が現れる。
特に下肢(すねや足の甲)や顔面に発症しやすく、赤みの境界線がぼやけて広範囲に波及していく場合は、蜂窩織炎を強く疑う必要があります。