セントルザベーカリー銀座の現在|なぜ今も行列が絶えないのか徹底解剖

セントルザベーカリー銀座の現在|なぜ今も行列が絶えないのか徹底解剖

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セントル ザ・ベーカリーの屋台骨を支えているのが、小麦の産地と製法がまったく異なる3種類の食パンです。店頭でのテイクアウト時やカフェでの注文時に多くの利用者が頭を悩ませる「角食パンとプルマンの違い」や、それぞれの特性を整理したのが下表です。

食パンの種類使用小麦・製法・特徴推奨される食べ方編集部の専門的評価角食パン(JP)
(国産小麦)北海道産小麦「ゆめちから」中心。湯種製法を採用し、フタをして焼成。極めて高い吸水率による吸い付くようなしっとり感ともちもち感。「焼かずにそのまま」
生食専用として設計。当日〜翌朝はトースト厳禁を推奨。水分保持力が極めて高く、噛むほどにミルキーな甘みが広がる。日本人の「米文化」に響く究極のしっとり系。プルマン(NA)
(北米産小麦)アメリカ・カナダ産の上質な強力粉を使用。フタをして焼き上げる正方形のクラシックな食パン。きめ細やかな気泡構造。「生食でもトーストでも」
トーストするとサクッとした歯切れともち感の両立。角食パンよりも小麦の香ばしさとキレが際立つ。サンドイッチやバタートーストに最も汎用性が高い秀作。イギリスパン(EB)
(山型食パン)北米産小麦を使用し、フタをせず山型に膨らませて長時間発酵。気泡が大きく、生地は軽やかで油脂分を抑えた設計。「薄切りにしてトースト」
カリカリになるまでしっかりと焼き込むのが鉄則。トースト時のクリスピー感と小麦本来の素朴なアロマが圧倒的。英国の伝統的な朝食を想起させる本格派。

このように、セントルザベーカリー食パン種類は単なるネーミングの違いではなく、目指すテクスチャーと小麦のグルテン特性、焼成技法が完全に論理化されています。一般的に「角食」と「プルマン」は同義語として使われがちですが、同店では国産小麦の水分保持力を生かしたものを「角食パン」、北米産小麦による歯切れの良さを生かしたものを「プルマン」と明確に区分しており、この緻密なコンセプト設定こそがパンマニアを唸らせる原動力となっています。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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