国際バレーボール連盟(FIVB)による世界カレンダーの大改革に伴い、世界最高峰の威信を争う舞台は従来の4年周期から偶数年開催を軸とする2年周期・出場枠32カ国の枠組みへと移行しました。注目のバレーボール女子世界選手権開催地には、東南アジア随一のバレーボール熱を誇るタイや周辺中核都市をはじめとする国際規格アリーナが選定され、連日超満員の観客が詰めかける熱狂的な環境下で熱戦が繰り広げられます。
大会フォーマットは、出場32カ国が4カ国ずつ8つのプール(Pool A〜H)に分かれて1回戦総当たりの予選リーグを戦い、各プール上位2カ国、計16カ国のみがノックアウト方式の決勝トーナメントへ駒を進める過酷なレギュレーションです。過去大会のように「第2次ラウンドで巻き返す」という猶予は一切許されず、予選の1敗がそのまま敗退直結の危機を招く緊迫した構造となっています。
日本が入るプールを含め、公開された世界バレー女子対戦カード詳細を見ると、初戦からフィジカルと高さを前面に押し出すヨーロッパの新興勢力、さらに伝統の強打を誇る中南米勢が同居する「死の組」が複数出現しています。特に予選ラウンド第2戦・第3戦に組まれた世界屈指のブロック力を誇るイタリアや、破壊的オポジットを擁するトルコとの激突は、決勝トーナメントの組み合わせシード権を巡る最大のヤマ場です。現地入りした日本代表首脳陣も「初戦の入り方ひとつで大会全体の命運が決まる」と語っており、1セットも落とせない極限の攻防が初日から展開されます。