高校受験ナビや大手模試の最新追跡調査を精査すると、東邦高校の偏差値は普通科普通コースで50〜53、文理特進系コースで59〜61、そして美術科で50〜52というレンジで安定しています。愛知県内の私立高校全体の中では中堅上位から上位クラスに位置づけられ、中京大学附属中京高校や名城大学附属高校、愛知工業大学名電高校らと並び、私学群の確固たる中核を形成しています。
長らく「部活が盛んな活気ある私学」というイメージが先行していましたが、近年保護者の間で東邦高等学校の評判が急速に高まっている背景には、出口戦略である東邦高校進学実績の質的転換があります。系列の愛知東邦大学への内部進学に依存することなく、南山大学や愛知大学、名城大学、中京大学といった地元主要私立大学への合格者をコンスタントに輩出。さらに、名古屋大学をはじめとする国公立大学への一般選抜合格者が毎春二桁規模を記録するなど、学習指導のテコ入れが明確な数字となって表れています。
高校進学指導を担当する大手学習塾の関係者は、次のように現場の変化を証言します。「かつては推薦入試で早期に生徒を確保する傾向が顕著でしたが、現在は入学後の習熟度別指導や放課後補習、個別添削指導が徹底されています。一般入試で上を狙う気風が特進クラスを中心に醸成されており、進学校としての骨格が年々強固になっています」。