1人予約に初参加するゴルファーが最も恐れるのが「下手だから同伴者に怒られるのではないか」という点だ。断言するが、ゴルフにおいて「スコアが悪いこと」自体はマナー違反ではない。真の重大マナー違反とは、準備不足や確認不足によって「全体のプレー進行を著しく遅らせること」である。
これだけは徹底すべき進行マナーの3大鉄則
スコアが120〜130台の初心者であっても、以下の3点を徹底していれば、同伴者から嫌がられることはまずない。
- 予備のボールとクラブを常に2〜3本持ち歩く:ミスショットをしてカートに戻る時間は最大のロスとなる。ボールはポケットに必ず2球以上入れ、セカンドショット以降は番手違いのクラブを数本持ってボール地点へ走る。
- 素振りは原則1回まで:何度も素振りを繰り返して時間をかける行為は同伴者の集中力を削ぐ。構えたら速やかに打つルーティンを徹底する。
- 探す時間は最大3分、無理なら潔く暫定球を打つ:ボール捜索で時間を空費するのは厳禁。林や深いラフに入ったら深追いせず、ロストボールとして速やかにペナルティ処理を行う。
付かず離れずの「心理的バウンダリー」を保つ挨拶と会話術
初対面の同伴者と1日中カートを共にするため、会話の距離感に悩む人も多い。だが、一人予約を利用するゴルファーの多くは「適度な距離感でゴルフそのものを楽しみたい」と考えている。無理にプライベートを詮索したり、場を盛り上げようと喋り続けたりする必要は毛頭ない。
重要なのは、スタート前の第一声だ。カートに集合した際、「はじめまして、〇〇と申します。まだ経験が浅くご迷惑をおかけするかもしれませんが、走ってプレーファーストを心がけますので本日はよろしくお願いいたします」と自ら頭を下げるだけでいい。これだけで同伴者の警戒心は解け、「大丈夫ですよ、焦らずいきましょう」と温かいサポート体制が自然と出来上がる。
ラウンド中は、ナイスショットへの「ナイスショット!」の声掛けや、グリーン上でのカップインに対する「ナイスイン!」といった最低限の礼儀を欠かさなければ十分だ。ホールアウト後は「本日は気持ちの良いラウンドをありがとうございました」と爽やかに挨拶して解散する。このドライかつ紳士的な距離感こそが、一人ゴルフの最大の美徳である。